女性特有のいろいろな症状でお悩みの方、産婦人科以外の視点で診療を受けてみませんか?
女性は妊娠・出産・授乳期から更年期にわたり、手のこわばりや関節痛をはじめ不妊・生理不順など様々な症状や女性特有の問題を経験します。
そして、その原因も多岐にわたります。
当院ではリウマチ膠原病、内科、漢方などの専門的な知識を集約し、複数の側面から同時にアプローチすることで診断から治療に至るまでをできる限りサポートいたします。
女性によくみられる症状
倦怠感、冷え症、むくみ、不眠、手のこわばり・関節痛、頭痛・腹痛、便秘・下痢、胸苦しさ・動悸、湿疹、ホットフラッシュなどは女性によくみられる症状であり、いずれかを経験されている方は多いのではないでしょうか。
これらは女性ホルモンや精神的・身体的ストレスと深い関りがあり、また一部の症状についてはリウマチ膠原病が関連している可能性があります。
複数の症状が混在していることも多く、そのような場合は医師にどの症状を優先して告げてよいか迷われることもあるでしょう。また、すべての症状を正直に伝えることで、訴えの多い患者だと思われることを恐れ、遠慮してしまう方もいらっしゃると思います。
広い視野で診療を行う重要性
数多くの訴えであっても、それぞれの症状には関連があり治すべき病態はせいぜい1つか2つ、ということはよくあります。
分野別・臓器別の傾向が強い西洋医学において、全身に様々な形で現れるリウマチ膠原病を専門的に診ている医師は、症状をより総合的に考える傾向があります。
フォーカスを絞って診療を行うのが西洋医学だとすると、東洋医学(漢方)は個々の症状や所見から全身状態(本来あるべき状態からのズレ)を把握し、本来の状態に戻すものです。
これらは互いに補完し合うものであり、特に複数の症状で苦しんでいる方にこそ、両方の視点を用いて全身を診ることで、より的確な診療が可能となります。
不妊とリウマチ膠原病について
一部のリウマチ膠原病は不妊症の原因となることが知られています。また、不妊とは関係なさそうな関節リウマチなどの病気であっても、強い炎症が続いている場合や、治療薬の影響で妊娠しづらい状況になってしまっているケースもあります。
当院には毎日のように不妊に悩む女性が相談に来られています。
原則、保険診療の範囲内で評価しますので、費用面についてもご安心ください。
更年期障害について
更年期に生じるいろいろな症状の中にはリウマチ膠原病による症状と見分けがつきにくいものもあります。
更年期症状についてより詳しい情報をお知りになりたい方はこちらのサイトも参考になります。
当院では両方の可能性を考慮しながら診療を進めていきます。
精査の結果、リウマチ膠原病でなかったとしても、お困りの症状に対してでできる限りのご対応をいたします。
怖い病気だったらどうしようと不安を抱えながら日々を過ごしている方、いろいろな症状を先生に告げられず苦しんでいる方、不妊に対してできる限りのことをしたいと思われている方などはぜひご相談ください。
担当:清水 久徳(しみず ひさのり)、大原 由利(おおはら ゆり)