骨粗鬆症外来

骨粗鬆症をご存知ですか?

高齢化社会になって増えている疾患なので聞かれたことがあるかもしれません。

骨粗鬆症とは「骨折するリスクが増えている状態」のことをいいます。

骨粗鬆症には症状がありません。
骨折する前に、骨粗鬆症を見つけて、なるべく予防し骨折が起こるリスクを下げることが大切です。

骨粗鬆症ってそんなにいるの?

骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版によると、40歳以上の一般の方が骨粗鬆症を持っている割合は、腰(腰椎)で男性3.4%・女性19.2%、足の付け根(大腿骨頚部)で男性12.4%・女性26.5%となっています。つまり、40歳以上の男性ではおよそ8人に1人、女性では4人に1人が骨粗鬆症を持っているということになります。

骨粗鬆症ってそんなに怖い病気なの?

骨粗鬆症は症状も出ないし、怖い病気ではないと思われがちです。
しかし、骨粗鬆症は骨折の最大の危険因子であり、これによって引き起こされる骨折のうち大腿骨近位部骨折は手術が必要となることが多く、移動能力を下げる、生活機能低下を起こすということだけではなく、生命予後にも関わっているということが知られています。
また、胸椎・腰椎などの椎体圧迫骨折は慢性背部痛・腰痛の原因になり、姿勢も前かがみとなって生活の質が落ちる可能性があります。

どう診断するの?

骨粗鬆症の診断は、医師の問診と診察、骨密度検査、必要に応じて血液検査や尿検査を行い総合的に判断します。骨密度検査はレントゲン撮影のような機械であるDXAで、腰椎と大腿骨の近位部(足の付け根のあたり)の骨密度を測定するのが標準的です。
DXAは通常のレントゲン撮像よりも放射線被曝が少ないため、より安全に検査をお受けいただけます。

治療法ってあるの?

骨粗鬆症までは至っていないものの、骨密度が低下している軽症の患者さんでは生活習慣の改善、ビタミン摂取、運動の励行などで骨密度の改善がみられることがあります。骨粗鬆症と診断された場合は薬物療法によって、骨折のリスクを減少させることが可能です。近年、骨粗鬆症治療に使用できる新しい薬剤も発売され、選択肢も増えてきています。


自分が骨粗鬆症かどうか気になる、骨粗鬆症の治療を受けてみたい、他院で治療を受けているものの成果がでない方などは、ぜひご相談ください。

担当:田巻 弘道(たまき ひろみち)、大原 由利(おおはら ゆり)

TEL
03-3541-2323予約制
院長
清水 久徳
診療内容
リウマチ科、内科、アレルギー科
住所
〒104-0044
東京都中央区明石町11-15 ミキジ明石町ビル2階
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